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指定なし
虫歯で子供たちを死なせないために・・・
虫歯で子どもたちを死なせないために。
毎日、きちんと歯を磨いていれば虫歯にはならないのか。甘いものを食べなければ虫歯にはならないのか。答えはイエスです。しかし、毎日100点満点の歯磨きはなかなか難しいですし、甘いものをいっさい与えないというのも現実的ではありません。ではどのようにすればよいのでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯の原因となる酸を作る細菌が存在しません。大人から口移しや食器の併用などで虫歯原因菌に感染する、ここが虫歯のスタートです。次に食べ物が口の中に入ると、虫歯菌は食べ物を分解してネバネバする白い塊を作ります。これが歯垢(プラーク)です。さらに酸を出して歯の表面を溶かしていき、時間の経過とともに大きな虫歯を作っていきます。この過程のどこかが欠ければ虫歯になりづらくなります。何をどうコントロールすれば良いのか、正しい知識を持つことが重要です。日本では通常、保健所やクリニックで指導がありますが、そういったシステムが機能していないモンゴルにおいて幅広く啓蒙するために、モンゴルのテレビでお話しさせていただきました。