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Mongolian-Japanese corporative project to save Mongolian children dying from dental infection.
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虫歯で死ぬ子供がいるという現実

虫歯で死ぬ子どもがいるという現実

では、クリニックで自費負担できない患者さんはどこで治療を受けるのでしょうか。

ウランバートルで訪問した歯科医院はどこも施設が立派で、歯科医師の先生方も常に学び続け成長していきたいという熱意をもって日常診療に取り組まれていらっしゃいました。しかし、国立第一病院、母子保健センター、州立病院などの基幹病院の口腔外科に行くと『なんだなんだ日本人がきているぞ』と病室から顔を出した5〜6人の子どもたちが全員頬を大きく腫らし、顎に絆創膏を貼っている光景は異様で愕然としてしまいました。専門的にいうと、この子たちは全員歯性感染症で、膿瘍から蜂窩織炎を併発しているのです。簡単にいうと、適切な治療を行わなかったために、根の先から骨までばい菌が入り込んでしまっているのです。実は、これは非常に危険な状態で、私は現在歯科医師になって20年になり、学校校医や日常診療でも多くの子どもさんの治療にあたっていますが、子どもの蜂窩織炎を見たことがありません。おそらく日本の大学病院でも小児の蜂窩織炎は非常に稀な症例なのではないでしょうか。モンゴル国立第...一病院で見せていただいたデータによると、2012年度に口腔外科を受診した患者の52%が歯性感染症で(虫歯由来の感染症、モンゴルは感染症が非常に多い)、そのうち死亡率が28.7%でした。すなわち、ここにいる顔が腫れている子どもの4人に1人が虫歯が原因で死んでいくのかと思うと、なんともやるせない、つらい気持ちになってしまいました。

なぜこんなに悪化してしまうのでしょうか。


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